「ソフトテニスを始めたいけど、ルールが全然わからない」「試合で何がアウトで何がセーフなのかわからなくて困った」——こんな経験はありませんか?この記事ではソフトテニスのルールを初心者でもわかるように完全解説します。コートの広さから得点の数え方、反則・フォルトまで、試合で必要な知識を全て網羅しています。

🎾 ソフトテニスとは——基本概要

ソフトテニス(軟式テニス)は、日本で誕生・発展したラケットスポーツです。硬式テニスが硬いボールを使うのに対し、ソフトテニスは空気を入れた柔らかいゴムボールを使います。

ソフトテニスの基本プロフィール

競技形式:ダブルス(2対2)とシングルス(1対1)。学校の部活・一般大会ではダブルスが主流

コート:砂入り人工芝(オムニ)、クレー(土)、ハードコートなどを使用

ボール:ゴム製の柔らかいボール(空気入り)。公認球はダンロップ・ヨネックスなど

ラケット:軟式専用のラケット。硬式テニスのラケットとは別物

公式管理団体:公益財団法人日本ソフトテニス連盟(JSTA)

主な競技大会:全国中学校大会、インターハイ、国民体育大会、全日本選手権など

ソフトテニスは日本・韓国・台湾・東南アジアを中心に普及している競技で、特に日本の中学・高校での部活動として非常に盛んです。全国の中学・高校合わせて数十万人以上がプレーしているとされています。

📐 コートの広さと各ラインの名称

ソフトテニスのコートは、硬式テニスのコートと同じ大きさです。縦23.77m×横8.23m(シングルスの場合)が規定サイズです。

ベースライン ベースライン サイドライン サイドライン サービスコート サービスコート サービスコート サービスコート ネット サービスライン サービスライン ← 8.23m(シングルス)/ 10.97m(ダブルス) →
ラインの名称 位置・説明
ベースライン コートの両端の横ライン。コート最後部の境界線
サービスライン ネットから約6.4m離れた位置の横ライン。サービスエリアの境界
センターライン(センターサービスライン) コートを縦半分に分けるライン。サービス時の左右のコートを区切る
サイドライン コートの縦ライン。シングルス用(内側)とダブルス用(外側)がある
アレーゾーン シングルスサイドラインとダブルスサイドラインの間のエリア。ダブルスのみ有効

ソフトテニスは基本的にダブルスで行うため、サイドラインは外側のダブルスラインが有効です。シングルスの場合は内側の細いシングルスラインが有効となります。

⚡ 試合の進め方・ゲームの構成

ソフトテニスの試合は「ゲーム」を単位として進みます。

1
トスを行う
試合開始前にトス(コイントスやラケットスピン)を行い、サービス権またはコート選択権を決めます。トスに勝った側が「サービスを先に行う権利」または「コートを選ぶ権利」のどちらかを選択します。
2
サービスから各ゲームが始まる
各ゲームはサーバー(サービスを打つ選手)がサービスを打つことで始まります。サービスはゲームごとに交互に行います(コートチェンジのタイミングも決まっています)。
3
4ポイント先取でゲーム獲得
1ゲームは4ポイント先取で勝利です。ただし3対3のデュースになった場合は、次のポイントを先取した方がゲームを獲得します(ノーアド方式)。または2ポイント連続先取でゲーム獲得となるアドバンテージ方式の場合もあります(大会規則による)。
4
規定数のゲームを先取でセット勝利
通常の試合は「4ゲーム先取(7ゲームマッチ)」または「3ゲーム先取(5ゲームマッチ)」で行われます。一般的な学校大会では4ゲーム先取が多く使われています。
5
タイブレークゲーム
ゲームカウントが3対3(7ゲームマッチの場合)になった際に行うタイブレークゲームがあります。7ポイント先取(4ポイント先取の場合も)で勝利が決まります。タイブレークはサービスを1本ずつ交代します。

📊 得点の数え方(ゲームカウント)

ソフトテニスの得点はラリーに勝つたびに積み上げていきます。1ゲーム内のポイントの数え方を詳しく見ていきましょう。

ポイント数 呼び方 説明
0ポイント 0(ラブ) まだポイントなしの状態
1ポイント 1(ワン) 1ポイント獲得
2ポイント 2(ツー) 2ポイント獲得
3ポイント 3(スリー) 3ポイント獲得
4ポイント先取 ゲーム 1ゲーム獲得(4ポイント先取、または3-3後の次ポイント先取)
3対3 デュース どちらも3ポイントで並んだ状態。次の1ポイントを先取した方がゲーム獲得(ノーアド方式)

ソフトテニスの特徴的な点として、硬式テニスの「15・30・40・デュース・アドバンテージ」という複雑なカウント方式ではなく、単純に「1・2・3・ゲーム」とポイントを数えます。これがソフトテニスのルールをシンプルにしている要素の一つです。

ゲームカウントのアナウンス方法
試合中、審判(または選手自身)がゲームカウントをアナウンスします。アナウンスはサーバー側のポイントを先に読み上げます。例:「サーバー2、レシーバー1」のような形です。ゲームカウントもサーバー側を先にアナウンスします(例:「3ゲーム対2ゲーム」)。
セルフジャッジの試合ではプレーヤーが自らコールする義務がある

🎯 サービスのルール

サービスはラリーを始める特別なショットです。正しいルールを理解していないと試合で思わぬ失点につながります。

サービスの基本ルール
① サービスエリア:サーバーはベースラインの後ろ(コートの外側)に立ちます。センターマークを境に右側からサービスする場合と左側からサービスする場合があります(ポイントに応じて交互)。

② ファーストサービス・セカンドサービス:サービスは2回打てます。1回目(ファーストサービス)がフォルト(失敗)でも、2回目(セカンドサービス)を打てます。セカンドサービスもフォルトになった場合はダブルフォルトとなり、相手のポイントになります。

③ サービスのトス:サービスはボールを手でトスアップ(上に投げる)してから打ちます。ボールをトスせずに打つことや、トスしたボールをラケットでキャッチして打ち直すことは認められません。

④ サービスの有効エリア:打ったボールはネットを越えて、対角線上のサービスコート内に入る必要があります(右からサービスの場合は相手の左のサービスコート、左からの場合は右のサービスコート)。
サービスの際、ラケットを振り始めたら途中でやめてはいけない(スイング後のボール落下はフォルト)

■ サービスの順番(ダブルスの場合)

ダブルスのサービス順序は厳格に定められています。

  • 第1ゲームのサーバーを決める(トスで決定)
  • 各ゲームごとにサービス権が交代する(AチームとBチームが交互)
  • 同じチームのサービスゲームでは、2名のプレーヤーが交互にサービスを担当する(1ゲームに2人で1ゲーム担当しないよう交互)
  • 一度決めたサービス順序はゲーム中変更できない

❌ フォルト・反則の種類

ソフトテニスではさまざまな反則(フォルト)が規定されています。知らないと試合で失点につながるため、しっかり把握しておきましょう。

■ サービスフォルト

①ネットにかかる(ネットフォルト)
サービスしたボールがネットに当たってコートに入らなかった場合はフォルトです。ただしネットに当たって相手のサービスコートに入った場合は「レット」となります(後述)。
②相手のサービスコート以外に入る(アウトフォルト)
打ったボールが対角線のサービスコート以外の場所に入った場合はフォルトです。サービスライン外、センターライン外、サイドライン外などが該当します。ラインに触れている場合は有効(イン)です。
③フットフォルト
サービスを打つ際に足がベースラインやセンターマークの延長線上を踏み越えた場合はフットフォルトです。サービス動作の途中(スイング中)にラインを踏んでもフットフォルトになります。
④ダブルフォルト
ファーストサービスとセカンドサービスの両方がフォルトになった場合をダブルフォルトといいます。相手に1ポイントが入ります。ダブルフォルトは避けるべき最大の失点パターンの一つです。

■ ラリー中の反則

⑤アウトボール
ラリー中にボールがコートのラインの外側に落ちた場合はアウトです。コートラインに触れている場合はインとなります。自分のボールがアウトになった場合、相手に1ポイントが入ります。
⑥ネットに当たって自コートに戻る
打ったボールがネットに当たって相手のコートを越えなかった場合(ネットアウト)は失点です。
⑦ツーバウンド
ボールが自コートで2回以上バウンドする前に打ち返せなかった場合は失点です。1バウンドまでは有効で、2バウンドになった瞬間に失点となります。
⑧ボールやラケットがネットに触れる
ラリー中に選手の体・ラケット・衣服がネットや支柱に触れた場合は失点です。意図的かどうかに関わらず反則となります。
⑨相手コートに足が入る
ネットを越えて相手のコート側に足や体が入ってしまった場合は反則です。

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🔄 レットのルール

「レット」とは、ラリーをやり直しにする特別なルールです。フォルトではなくやり直しになります。

レットが適用される主なケース
① サービスがネットに触れて入った(ネットレット):サービスしたボールがネット(またはネットコード)に触れながら相手の正しいサービスコートに入った場合は「レット」となり、そのサービスをやり直します。セカンドサービスでのネットレットもやり直しになります(セカンドサービスのままやり直し)。

② ラリー中に外部からの妨害が入った:他のコートからボールが入ってきたり、外部の人が競技エリアに入ってきたりしてプレーが妨げられた場合にレットが宣告されます。

③ レシーバーが準備できていない状態でサービスされた:レシーバーが明らかに準備できていない状態でサービスされた場合、レシーバーがコールすることでレットになります。
レットは相手のポイントではなく「やり直し」であることに注意

📖 覚えておくべきソフトテニス用語

試合中・練習中によく使われる重要な用語を整理します。

サーバー / レシーバー
サービスを打つ側をサーバー、受ける側をレシーバーという。1ゲームごとに交代する。
ストレート / クロス
ストレートは自分のコート側と平行方向へのショット。クロスは斜め対角線方向へのショット。
ロブ
高く上に打ち上げる山なりのショット。前衛の頭を越すために使う。
ボレー
ノーバウンドでボールを打ち返すショット。主に前衛が使う攻撃的なプレー。
スマッシュ
高いボールを頭上から叩きつけるように打つ強力なショット。決定打として使う。
レシーブ
相手のサービスを打ち返すこと。または、そのためのショット。
チェンジコート
試合中に双方がコートサイドを交代すること。通常はゲーム数の合計が奇数になった時に行う。
タイブレーク
規定のゲーム数が同数になった場合に行う特別ゲーム。7ポイント先取などで勝敗を決める。
ウォームアップ(アップ)
試合前の打ち合い練習。両者が同意の上で時間を決めて行う。
エース
相手がボールに触れることすらできない鋭いショット。サービスエースは一番ポピュラー。
ドロップショット
相手のコートのネット際に落とすように打つ短いショット。相手を前に引き出す戦術。
セルフジャッジ
審判なしで選手自身がイン・アウトを判定する試合形式。公平性のためのマナーが求められる。

⚡ 硬式テニスとの主なルールの違い

硬式テニスを知っている方がソフトテニスのルールを理解する上で、または硬式との違いを把握したい方に向けて、主な差異をまとめます。

項目 ソフトテニス 硬式テニス
ボール ゴム製・空気入り・柔らかい フェルト巻き・硬い
ポイントの呼び方 1・2・3・ゲーム(シンプル) 15・30・40・デュース・アドバンテージ
デュースの処理 次のポイント先取で決着(ノーアド方式が多い) 2ポイント連続先取(アドバンテージ方式)
主な競技形式 ダブルスが主流 シングルスが主流(特にプロ)
サービスのトス規定 トス後はスイングをやり直せない トスしたボールをキャッチして打ち直しOK
コートサイズ 同じ(ダブルス:10.97m×23.77m) 同じ
ネットの高さ 中央91.4cm(ポスト107cm) 中央91.4cm(ポスト107cm)

❓ よくある質問Q&A

Q1
ラインに当たったボールはインですか?アウトですか?
A:ラインに当たった(触れた)ボールはインです。ボールがラインに接触している限りコート内とみなされます。これはサービス・ラリー中どちらでも共通のルールです。セルフジャッジの際は「疑わしければイン」が基本的なマナーとなっています。
Q2
サービスを打った後に相手がボールを打ち返す前にバウンドしたらどうなりますか?
A:通常のプレーで問題ありません。サービスは必ずバウンドさせてから打ち返します(ノーバウンドのリターンは反則)。ラリー中のボールはワンバウンドまで有効で、ノーバウンドで打ってもワンバウンドで打っても問題ありません。
Q3
ダブルスでパートナーが打ったボールが自分に当たったらどうなりますか?
A:失点になります。同じチームのパートナーが打ったボールが自分の体・衣服・ラケットに当たった場合は反則です(ダブルタッチ)。ボールは相手コートに直接飛んでいく必要があります。
Q4
チェンジコートはいつ行いますか?
A:通常、ゲーム数の合計が奇数になったときにチェンジコートを行います。例えば1ゲームが終了した時点(1+0=1:奇数)、3ゲームが終了した時点(2+1=3:奇数)でチェンジコートです。タイブレークゲームでは4ポイントごとにチェンジエンドを行います。

📝 まとめ

ソフトテニスのルールは基本を押さえれば非常にシンプルです。硬式テニスのような複雑なカウント方式がなく、「4ポイント先取でゲーム、規定ゲーム先取で勝利」というわかりやすい構造が特徴です。

  • コートはダブルスで10.97m×23.77m、シングルスは内側のサイドラインが有効
  • 得点は1・2・3・ゲームとシンプルに数える(デュース時は次のポイント先取でゲーム)
  • サービスはファーストとセカンドの2回チャンスがある
  • フットフォルト・ダブルフォルト・ツーバウンドなどの反則を把握する
  • ネットレットはやり直し(レット)、その他ネット・アウトはフォルトで失点
  • ラインに触れたボールはイン(有効)

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