「ソフトテニスを始めたいけど、何を揃えればいいの?」「全部で費用はどのくらいかかる?」——そんな疑問を持つ方のために、初心者が揃えるべき道具一式の全貌と費用の目安を完全に解説します。無駄な出費を避けながら、必要なものを必要な順番で揃えていきましょう。

📦 ソフトテニスで必要な道具一覧

ソフトテニスに必要な道具は、「絶対に必要なもの」「あると望ましいもの」「あれば便利なもの」の3つに分類できます。まず全体像を把握してから、自分の状況に合わせて揃えていくことが大切です。

道具の重要度分類

必須 最初から絶対に必要。これがないとプレーできない

推奨 最初から揃えることを強く推奨。安全性・上達に関わる

任意 慣れてきたら揃えると良いもの・状況により必要なもの

道具 重要度 価格目安(円) 備考
ラケット 必須 5,000〜30,000 入門モデルは5,000〜10,000円
ガット(ストリング) 必須 張り代込み2,000〜4,000 ラケット購入時に張ってもらう
ソフトテニスシューズ 必須 4,000〜15,000 コート種別に注意(オムニ/ハード)
ウェア(上下) 必須 3,000〜12,000 部活は学校指定の場合あり
ソックス(スポーツ用) 推奨 500〜2,000 クッション性のある専用品が望ましい
ラケットバッグ 推奨 2,000〜8,000 ラケットを安全に持ち運ぶために必要
ボール(練習用) 推奨 600〜1,500(1缶) チームで共有する場合は不要
グリップテープ 推奨 300〜600(1本) 消耗品として定期購入
エッジガード 推奨 300〜500 ラケット保護のため早めに装着
帽子・バイザー 任意 1,500〜3,500 屋外コートでは熱中症対策に有効
リストバンド・ヘアバンド 任意 500〜1,500 汗止めとして使用する選手が多い
プロテクター(膝・足首) 任意 1,000〜3,000 怪我のリスクが高い選手・中高生に推奨

🔢 揃える優先順位

全てを一気に揃えようとすると費用が膨らみます。最初は「必須アイテム」から順番に揃え、プレーを続ける中で追加していくのが賢いアプローチです。

1st
ラケット+ガット
プレーの中心となる道具。最初にしっかり選ぶことが上達の近道
2nd
シューズ
コート種別に合ったシューズがないと怪我の原因に。安全第一で最優先
3rd
ウェア
動きやすさに直結。部活なら指定ウェアの確認を先に行うこと
4th
ラケットバッグ
ラケット・シューズ・道具をまとめて保護・運搬するために必要
5th
エッジガード・グリップ
ラケット保護と打感の維持のための消耗品。使い始めてすぐ揃えたい
6th
ボール・その他
個人練習を始めたい時に。チームで使うなら最初は不要

💰 各道具の費用と選び方のポイント

各アイテムの費用感と、初心者が特に気をつけるべき選び方のポイントをまとめます。

🎾
ラケット
必須
5,000〜30,000円
ソフトテニスラケットの価格帯は幅広く、入門モデルは5,000〜10,000円、中級モデルは10,000〜20,000円、上級モデルは20,000円以上です。初心者にとって最初から高額なラケットを買う必要はありません。フレームの硬さ・重さ・バランスポイント(トップヘビー/ウエイト)が選び方のポイントです。

入門者向けには「トップライトまたはイーブンバランス」で振り抜きやすいラケットが向いています。ヨネックスやゴーセンのエントリーモデルから選ぶのが無難です。
入門者はヨネックス V-COREシリーズやゴーセンのエントリーラケットが操作しやすくておすすめ
ラケットは必ずソフトテニス専用品を選ぶこと(硬式テニス用は別物)
🎵
ガット(ストリング)
必須
張り代込み2,000〜4,000円
ガットはラケットを買う際にショップで張ってもらうのが一般的です。ガット代(1,000〜2,500円)+張り代(1,000〜1,500円)が相場です。初心者はオールラウンドなガットからスタートし、慣れてきたら前衛・後衛別にガットを選んでいきましょう。

テンション(張りの強さ)は初心者であれば20〜22ポンドが標準的です。低めのテンションはボールが飛びやすく、コントロールを身につける段階に合っています。
最初はゴーセン ミクロスーパー(後衛向け)またはヨネックス V2サイバーパワー(初心者汎用)が定番
👟
ソフトテニスシューズ
必須
4,000〜15,000円
シューズは安全に直結する最重要アイテムの一つです。コートの種類によって必要なシューズが変わります。オムニコート(砂入り人工芝)はソフトテニスで最も一般的なコートで、多くの学校コートがこれです。オムニ/クレー対応シューズを選べば間違いありません。

ヨネックス・ミズノ・アシックスがソフトテニス専用モデルを展開しています。入門用は5,000〜8,000円程度で十分な性能があります。
迷ったらヨネックスのパワークッションシリーズが初心者から上級者まで幅広く対応
普通のランニングシューズやバッシュは足を痛める原因になるため絶対NG
👕
ウェア(上下)
必須
3,000〜12,000円
ウェアはスポーツに適した吸汗速乾素材のものを選びましょう。部活動の場合は学校指定のウェアがある場合が多いため、先輩や顧問に確認してから購入します。

一般的には上(シャツ)と下(ハーフパンツ or スコート)のセットで4,000〜8,000円程度が相場です。ヨネックス・ミズノ・アシックスに加え、ユニクロのスポーツラインなどコスパ重視の選択肢もあります。
部活なら入部前に先輩に「指定ウェアはありますか?」と必ず確認しよう
🎒
ラケットバッグ
推奨
2,000〜8,000円
ラケットをそのまま持ち歩くとフレームが傷ついたり、学校の廊下でほかのものに引っかかってしまいます。最低限ラケット1本が入るラケットケースを用意しましょう。余裕があればシューズや着替えも入る大型バッグが便利です。

ラケットバッグには「ラケット1〜2本用ケース(2,000〜4,000円)」と「バックパック型(4,000〜8,000円)」があります。最初は安価なケースタイプでも十分です。
3,000円前後のラケットケースでまず始めて、上達したら大型バッグに買い替えるのがベスト
🔵
ソフトテニスボール
推奨(個人練習用)
600〜1,500円(1缶2個入り)
部活やクラブチームでは通常ボールはチームで用意しているため、個人で買う必要はない場合が多いです。一人で壁打ち練習をしたい場合や、自主練習のために個人で用意する場合は、1缶(2個入り)を購入しましょう。

公認球(ダンロップ・ヨネックス)は試合用として使われますが、練習では安価な練習球でも十分です。
ボールは空気が抜けるため消耗品。定期的に空気圧を確認すること

📊 初期費用の総額シミュレーション

では実際に道具を揃えるとどのくらいかかるのでしょうか。3つのパターンでシミュレーションしてみましょう。

■ パターン①:最低限コース(予算重視)

アイテム 価格目安 選び方のポイント
ラケット(ガット張り代込み) 8,000円 入門モデル。量販店のセット品
シューズ 5,000円 オムニ/クレー対応の入門モデル
ウェア上下 4,000円 ユニクロスポーツ系・既存のスポーツウェアで代用
ラケットケース 1,500円 シンプルな1本用ケース
グリップテープ・エッジガード 800円 各社汎用品
合計(目安) 約19,300円 最低限プレーできる状態

■ パターン②:標準コース(バランス重視)

アイテム 価格目安 選び方のポイント
ラケット(ガット張り代込み) 13,000円 中級入門モデル。専門店でフィッティング
シューズ 8,000円 ヨネックス or ミズノの定番モデル
ウェア上下 7,000円 メーカースポーツブランド
ラケットバッグ(2本用) 4,000円 着替えも入るサイズ
グリップ・エッジガード・ソックス 2,500円 メーカー純正品
ボール(1缶) 800円 練習球
合計(目安) 約35,300円 長く使える充実した装備

■ パターン③:本格コース(上達重視)

アイテム 価格目安 選び方のポイント
ラケット(ガット張り代込み) 22,000円 中〜上級モデル。専門店でポジション別フィッティング
シューズ 12,000円 パワークッション上位モデル
ウェア上下 10,000円 競技用ウェア一式
ラケットバッグ(6本用) 7,000円 バックパック型・シューズポケット付き
消耗品一式(グリップ・エッジガード・ソックス等) 4,000円 純正品を複数セット
ボール(3缶) 3,000円 自主練習用
合計(目安) 約58,000円 本格的な競技を想定した装備

🎾 道具を揃えたら技術も磨こう

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🏫 シーン別おすすめの揃え方

ソフトテニスを始める状況によって、優先すべきことや注意点が変わります。

🏫 中学・高校の部活で始める場合
まず顧問や先輩に「必要なものリスト」を確認することが最優先です。学校によってウェアや靴のブランド・色・デザインに指定がある場合があります。

ラケットは学校コートのタイプ(ほとんどの場合オムニコート)に合わせて選びます。先輩のラケットや学校の備品ラケットを最初は借りられる場合もあるので、まずは先輩に相談してみましょう。

部活費として月々費用がかかる場合もあります。ガットの張り替え・消耗品の費用も含めて事前に確認しておきましょう。
🧑 大人・社会人が趣味で始める場合
大人からソフトテニスを始める場合、コートの確保が一番の課題になりやすいです。地域のソフトテニスクラブ・サークルに入ると道具のレンタルや選び方のアドバイスをもらいやすい環境が整います。

社会人向けのクラブでは「ラケット・ボールはクラブで用意している」場合もあるため、入会前に確認することをおすすめします。最初はシューズとウェアを揃えれば参加できるケースもあります。

予算がある程度ある場合は、最初から中級モデルのラケットを選ぶと長く使えます。
👦 小学生が始める場合
小学生はまだ体が小さく筋力が発展途上のため、軽量・短めのラケットが向いています。大人用ラケットをそのまま使うと上達の妨げになります。

小学生向けには全長が短め(630mm以下)で重さが220g以下の軽量モデルが推奨されます。成長に伴って道具が合わなくなることもあるため、最初は入門モデルで揃えて問題ありません。

シューズも子供用を必ず選び、足のサイズに合ったものを選ぶことが怪我予防に重要です。
🔄 硬式テニスから転向する場合
硬式テニス経験者がソフトテニスに転向する場合、ラケットとボールは必ず買い直す必要があります(硬式と軟式は全く別のスポーツ用品です)。

シューズはオールコート対応の硬式テニスシューズをオムニコートで使用すると滑りやすいため、できればソフトテニス専用のオムニ対応シューズに買い替えましょう。

ウェアは汎用スポーツウェアで代用可能です。

💡 賢く節約する方法

道具の費用を抑えながら必要な品質を確保する方法を紹介します。

1
先輩・部員から譲り受ける
部活動を辞めた先輩や同学年の部員からラケット・バッグを譲り受けるのは非常に一般的な方法です。ガットは新品に張り替える必要がありますが(1,500〜2,500円)、ラケット本体の費用を大幅に節約できます。フレームにひびや亀裂がないか確認してから受け取りましょう。
ラケットフレームに亀裂があるものは安全性のため使用NG
2
型落ちモデルを狙う
スポーツ用品は毎年新モデルが発売されるため、型落ちモデルが大幅値引きされて販売されることがあります。1〜2年前のモデルでも性能に大きな差はなく、初心者にとっては十分な品質です。量販店のセール時期(シーズン終わり・決算期)に購入するとさらにお得になります。
スポーツ量販店のサイトで「ソフトテニス 型落ち」と検索すると掘り出し物が見つかることがある
3
セット品・まとめ買いを活用する
量販店やオンラインショップでは「ラケット+ガット張り代セット」「シューズ+ソックスセット」などのお得なセット品が販売されています。バラで買うより10〜20%程度安くなることが多いです。部活の場合は部全体でまとめて購入することで、ショップが割引してくれる場合もあります。
4
消耗品は複数本まとめ買いする
グリップテープやエッジガードなどの消耗品は、1本単位で買うよりも3本セットや5本セットで購入する方が1本あたりの単価が下がります。チームで使用する部活生はまとめ買いで費用を分担するのが合理的です。
5
ウェアはスポーツブランド汎用品で代用
ソフトテニス専用ブランドウェアはデザイン・ブランド名に費用がかかっています。ユニクロのドライEXシリーズ・アンダーアーマー・ナイキなどのスポーツウェアは、吸汗速乾機能が充実していて価格も低めです。大会では学校指定ウェアが必要な場合がありますが、練習時は汎用品で問題ありません。
ウェアに予算をかけすぎるより、ラケット・シューズの品質を上げる方が上達に直結する

📅 維持費・ランニングコストの実態

初期費用だけでなく、ソフトテニスを続ける上での月々・年間の維持費も把握しておくことが大切です。

消耗品・費用 交換頻度 年間コスト目安 備考
ガット張り替え 2〜4ヶ月ごと(使用頻度による) 9,000〜18,000円 毎日練習する部活生は年3〜6回が目安
グリップテープ 1〜2ヶ月ごと 3,600〜7,200円 300〜600円/本 × 年12〜24本
エッジガード 2〜3ヶ月ごと 1,200〜3,000円 300〜500円/枚 × 年3〜6枚
ボール補充 使用頻度による 0〜6,000円 チームで使用する場合は個人負担なし
シューズ 6ヶ月〜2年ごと 4,000〜16,000円 部活生は半年ごとの交換が一般的
年間合計(目安) 約17,000〜50,000円 使用頻度・グレードにより大きく変動

毎日練習する部活生の場合、年間ランニングコストは3〜5万円程度が現実的な数字です。月換算すると2,500〜4,000円程度になります。これはソフトテニスを真剣に取り組む上での必要投資と考えましょう。

ランニングコストを抑える3つのポイント

①ガットを正しいテンションで管理:テンションが高すぎるとガットが早く切れます。自分のレベルに合ったテンションを守ることで張り替え頻度を下げられます。

②シューズを2足交互に使う:1足をずっと使い続けるより、2足を交互に使うことでソールの劣化を遅らせられます。結果的に1足あたりの使用期間が延び、コストを下げられます。

③消耗品をまとめ買いする:グリップテープやエッジガードはまとめ買いで単価を下げられます。3〜5本単位で購入する習慣をつけましょう。

🛒 購入タイミングと購入場所の選び方

どこで、いつ買うかによって同じ商品でも価格が大きく変わります。

■ 購入場所の特徴比較

購入場所 メリット デメリット おすすめ用途
専門テニスショップ 専門知識のあるスタッフに相談できる。ガット張り対応 価格はやや高め ラケット初購入・ガット張り替え
スポーツ量販店(ヒマラヤ等) 品揃えが豊富。セール品が多い 専門知識が薄い場合あり シューズ・ウェア・消耗品
通販(Amazon・楽天等) 価格が安い。品揃えが豊富 試着・試打できない。ガット張り対応なし 消耗品・型落ちラケット・バッグ
フリマアプリ(メルカリ等) 中古品が格安で手に入る 品質・状態の確認が難しい バッグ・アクセサリー・型落ちモデル

■ お得な購入タイミング

  • スポーツ量販店の季節セール(3月・9月ごろ):決算期や季節の変わり目に合わせてセールが開催されます。特に春(3〜4月)はモデルチェンジが多く型落ち品が値引きされます
  • ブラックフライデー・年末セール(11〜12月):通販サイトのセール期間中は定価から20〜40%引きになることがあります
  • ポイントアップキャンペーン時:楽天市場・Amazon等のポイントアップキャンペーン中の購入で実質的な割引を受けられます
  • 部活の一括購入時期:新入部員の入学時期(4月)に合わせて部全体でまとめ購入すると、ショップが割引対応してくれることがあります

❓ よくある質問Q&A

Q1
最初から高いラケットを買うべきですか?
A:最初は入門〜中級モデルで十分です。高価なラケットは軽量・高剛性素材が使われていますが、初心者にとって扱いにくい場合もあります。まず入門〜中級モデル(8,000〜15,000円)で基本技術を習得し、上達してから自分のプレースタイルに合わせてラケットを選び直す方が賢明です。
Q2
硬式テニスとソフトテニスの道具は共用できますか?
A:ラケット・ボールは完全に別物で共用できません。シューズはコートタイプが同じであれば代用できる場合もありますが、ソフトテニス専用シューズの方が安全で性能も高いです。ウェアは汎用スポーツウェアとして共用可能です。
Q3
ラケットをネットで買っても大丈夫ですか?
A:消耗品や型落ちモデルはネット購入がおすすめですが、ラケットの最初の1本は専門ショップで購入することを推奨します。専門ショップでは重さ・バランス・グリップサイズを実際に持って確認でき、ガット張り替えもその場でお願いできます。自分に合ったラケットを選ぶためのアドバイスも受けられます。
Q4
道具一式を全部買ったらどのくらいかかりますか?
A:最低限のセットで約2万円、標準的なセットで約3〜4万円が目安です。本格的な競技志向であれば5〜6万円前後になります。シーン別シミュレーションの表(本記事内)を参考にご自身の予算と優先順位を決めてください。まず最低限のものを揃えてプレーを始め、必要に応じて追加・グレードアップしていくアプローチがおすすめです。

📝 まとめ

ソフトテニスを始めるにあたって必要な道具と費用を解説しました。最も大切なのは、「最低限必要なものから優先順位を決めて揃える」ことです。一度に全部揃えようとせず、まずはプレーを始めてから徐々に道具を充実させていくのが賢い方法です。

  • 絶対必要なのはラケット・シューズ・ウェアの3点セット
  • ラケットバッグ・グリップテープ・エッジガードもできれば最初に揃えたい
  • 初期費用は2〜4万円が現実的な目安、年間維持費は2〜5万円
  • 部活の場合は先輩・顧問に指定品を確認してから購入する
  • 型落ち品・まとめ買い・先輩からの譲渡を活用して賢くコスト削減
  • 道具が揃ったら体系的な技術の習得が上達への近道

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